2014/09/30

今、香港で何が起こってるのか?

日本では大きく報道されていないので分からない方も多いかもしれません。
今回のデモについて私なりにまとめてみました。
基本的にサイト内で政治的発言は避けておりますが、未だかつてない香港の状況を、同じアジア人として多くの日本人にも知って欲しいと思います。


まず、基本的なところから。
香港は1997年に中国に返還され、「中華人民共和国香港特別経済特区」となりました。
中国でありながらも、返還後50年は香港統治時代の政治制度のままの「一国二制度」という制度が設けられています。

しかしながら、近年の香港は中国政府の影響を受けることが多く、特に2012年に行政長官に梁振英氏が当選した辺りから、デモの雰囲気も変わってきました。
返還されて17年、あと33年は香港のままでいられるのに…。
行政長官選時に中国共産党の支持を得ていたことや、彼の就任後の昨年には「愛国教育」という中国国民としての愛国心を育成するカリキュラムの導入を計画など、中国政府に操作されてるようなことが多く、その度に香港市民は中国に飲み込まれていく不安を感じて抗議してきました。
まだ一国二制度の下にある香港、自由に出来るはずなのです。


今回は2017年に行われる次期行政長官選挙の制度改革を巡って、本来であれば自由に候補者を選べる選挙(普通選挙)を、中国政府が「反中国政府者は認めない」という方針を決定したことから、9月中旬より学生たちが授業のボイコットを始めました。
中高生も多く参加したようです。
またそれに賛同した大人たちも参加し、本来は国慶節という「中国の祝日」に行われる巨大デモが抗議する学生が増えたため、前倒しでデモが行われ、今までにない巨大なものになりました。

28日夜、巨大化したデモで柵を越えようとした市民に香港政府は催涙弾を発射しました。
強制排除に乗り出します。
抗議している学生たちは無抵抗です。武器も持っていません。暴徒化もしていません。
静かに抗議しています。
散らかったゴミを片付ける人も多く、私たちが想像しているデモとは違うと感じています。

この様子をSNSで拡散しようとしましたが、本土では拡散を恐れてInstagramが使用不可になったそうです。
(本土ではFacebookは基本的にアクセスできません)
さらには、この騒動を本国では「国慶節を祝うために集った香港市民」と報道しているとか?

その後もデモは続いています。
明日の国慶節はどうなるのか気が気ではありません。
この映像を見ていると、89年に起きた天安門事件を思い返した人も多かったのではないでしょうか。


そしてそんな彼らを規制している香港警察。彼らも制服を脱げば、一香港市民です。
やるせない思いで仕事をしている警察官、デモを制止することが辛くて辞めた警察官、彼らの中には、抗議する学生たちがつけている「民主化運動を支持する黄色のリボン」を付けている警官もいるそうです。


昨今の香港を見ていると、私が住んでいた2000年当時はまだ香港らしいことがたくさんあって、楽しかったなと思います。
「今、また香港に住みたいか?」と聞かれると、正直微妙です。以前の香港とは違った香港なんだと割り切ってでないと生活出来ないかなと思います。

それでも大好きな香港のために、私に出来ることは微々たることですが、日本のニュース記事をみていると、あまりにも簡潔すぎて伝わらないし、誤解している方の書き込みも多く見かけたので、少しでも状況をを分かって欲しいなと思いました。

政治力&文章力&表現力に乏しいので、間違えてる箇所も見苦しいところもあるかもしれませんが、お許しください・・・。

加油香港!永久支持!!