2015/03/16

トラム全車両に冷房は必要?



先週ちょっと香港で話題になったお話。

香港島を走るトラムが全車両冷房車になるかもしれないとニュースになりました。
これに対して、香港市民から「トラムに冷房は不要!」とのコメントが多く寄せられていました。

香港島の西から東、堅尼地城(ケネディタウン)から筲箕灣(シャウケイワン)を走る路面電車・トラムは香港市民には欠かせない香港島の交通網。
私が住んでいた頃は、停留所名なんてないし、土地勘がないと乗りこなせないものでした。
最近は停留所名が付けられ、車内にも電光掲示板で停留所が表示されるようになり、観光客も非常に利用しやすくなりましたよね。

トラムは非冷房車両です。
2002年頃、初めて冷房付き車両が製造されましたが、あくまで試作車両だったようで運行することはなかったようです。電力の問題等もあり、結局は2011年に廃車になったとか。
そして今年、新たな冷房車両が製造され、夏にも運行開始予定なんだそうです。

香港市民も含め、日本人の香港迷たちもこぞって「それは必要なのか?」と思ってる人も多いようですね。
汗だくで香港の排気ガスを身体で受けるトラム・・・あれが香港の醍醐味のひとつかなと私は思います。
 香港に住み始めた頃、家の前がトラム停留所だったので、太古から中環までトコトコ出かけたことを思い出しました。
MTRならすぐに着いちゃうけど、それじゃ香港の風景を楽しめないなーと思って、思い切って乗ってみました。
暑い暑い真夏、2F席の先頭に乗っていても感じる風は生ぬるいし、目の前を走るバスの排気ガスがかかるし、家に帰って顔を拭いたら真っ黒だし、最初はすごい乗り物だなと思いました。
でもトラムから眺める風景がとても楽しくて、これから暮らす香港の町並みをしっかり眼に焼き付けた記憶があります。
「あ、こんなところにこんなお店があるんだ!」「ここに行きたいときはこの停留所で降りればいいんだ」と汗だくになりながら、肌で香港の町を覚えたのはトラムです。
涼しいほうがよければ・・・バスに乗るし、MTRに乗る。
冷房のないトラムだからこそ、香港を肌で感じることができるんですけどねぇ・・・。

2014年末にMTRが堅尼地城まで延長し、トラムの乗客率が下がったことから冷房車両の導入が検討されたらしいです。

またひとつ、香港の醍醐味が消えていくのかな・・・。
こうして私が知ってる香港が変わっていくんだと思うと、ちょっと寂しいですね。



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