2015/06/22

九龍エリア最後の囲い村〜衙前圍村

Facebookで香港魂というファンページがあります。
香港人の方が日本語で香港のいろんなことを紹介しているページ。
まだまだ知らない香港がたくさんあって、とても参考になるページです。
その『香港魂』さんのページで【衙前圍村】が紹介されていました。
【衙前圍村】とは黄大仙にある小さな村。600年もの歴史があり、市街地に唯一現存する村なのです。

Wikipedia 衙前圍村(広東語)

https://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%99%E5%89%8D%E5%9C%8D%E6%9D%91

地図を見るのが凄く好きな私はいつも【香港街道地方指南】(香港の地図)を本を読むように眺めていますが、いつからかこの地図の中に「圍村(囲い村)」が存在することに気がつきました。
香港の「圍村」は城壁の中に一族が住む一帯といったほうが分かりやすいでしょうか。
新界などの郊外にはまだ多くの「圍村」がありますが、中心地にはもうほぼありません。唯一残っているのがここ【衙前圍村】なのです。
高層マンションや団地が立ち並ぶ黄大仙で、ぽつんとここだけは平屋の家屋が立ち並びます。
ここだけ開発されていない、不思議なエリアです。
何年も前から行きたいと思いつつなかなか足を運べなかったのですが、我が香港ウンチク話香港特派員のEさんがわざわざ行って写真を撮ってきてくださったのでご紹介します。








【衙前圍村】は陳さん、呉さん、李さんという姓の一族が1352年に住み始めました。
当時は「衙前村」という名前で長い間漁業を営んでいたそうです。
その後、『遷界令(清王朝が実施した住民の強制移住政策)』が引かれて一度は村を放棄したのですが、1724年に再度戻ってきて再建しました。
何度も海賊に襲われたため、村を防壁で囲んで村の中央に「天后廟(海の守り神)」を祀ったそうです。村の反対側は【新蒲崗】という商業エリアなのですが、ここは埋立地なのですねぇ・・・納得。
城壁は第二次世界大戦時に取り払われてしまったそうです。
ちなみに城壁と書きましたが、ここは家屋が城壁の役割をしていた珍しい形だったようですね。

そんな【衙前圍村】ですが再開発のため取り壊しが何年も前から言い渡されていますが、歴史的建造物保護のため、なかなか再開発は進んでいないようです。

こんな小さな村を取り壊す必要があるのかな?ここに何を建てるのかな?
今のままじゃだめなのかな?このままそっとしておいてはもらえないのかな?
私もこの村をこのまま残して欲しいなと思います。
もしかしたら本当に近いうちに取り壊されるかもしれません。
香港にこんなところがあったんだよ・・・と伝えたいので、香港滞在中に時間があれば是非足を運んでみてください。

<行き方>
MTR黄大仙駅、または楽富駅より徒歩10分



Eさん、貴重な写真をたくさんありがとうございました。


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