2015/12/10

地図から消えた通り~「香港雀仔街」

1998年、香港の中国返還の翌年に地図からひっそり消えたひとつの通りがあります。
(正確には通りの半分は今も残っています)
【雀仔街(バードストリート)】と言われた小さな細い通りは正式名「康楽街」
細い通りの両サイドに小鳥屋さんがたくさん軒を連ね、「鳥オヤジ」たちの憩いの場でした。
私も1996年に初めての香港旅行で絶対訪れたいと思っていて、運よくツアーで周ったときは感動でした。これぞ私が思い描いていた香港風景のひとつだ!と大興奮したものです。

しかし、1999年に住み始めたときは既に通りが潰されて工事が行われ、跡地に出来たのが旺角のランドマークとなった【ランガムプレイス/朗豪坊】なのです。
ゆっくり眺めようと思っていた私はすごくショックでした。

1998年版の『香港街道地方指南』にはまだ通りが健在です。

現在の地図はこちら。あんなカオスな通りがここにあったなんて、想像が付かないかも。

あぁ、もうあの風景は見られないんだな・・・写真にしっかり収めておけばよかったな・・・と後悔しましたが、この本に救われました。
写真家・永田幸子さんの著書でもある香港雀仔街は在りし日の【雀仔街】から取り壊される過程、工事中の風景、そして完成した『ランガムプレイス』を追って撮影された写真集です。
車も通れないような小さな細い通りに、あちこちから鳥の鳴き声が聞こえてきた風景を思い出しながら時々読んでいます。
こんな風に鳥かごを抱えたおじさんがたくさんいたなぁ~。本当に懐かしい風景です。
その後、【雀仔街】は太子の『花墟街(フラワーマーケット)』近くに【園圃街雀鳥花園】として移転しましたが、公園のようになってしまい、以前のような賑わいはないように思います。
残念だなぁ・・・。

ちなみに、残り半分の「康楽街」『ランガムプレイス』の北に健在です。
タイル屋さんなどが多い細い通りですが、通りの向こうに見える『ランガムプレイス』に【雀仔街】があったんだなぁ・・・と眺めるとまた感慨深いです。

永田さん著書の【香港雀仔街】はAmazonでは中古本が入手できる他、永田さんが参加される香港イベントで購入することが出来ます。


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