2016/09/06

旧日光街道の宿場町通りにある香港~九龍酒樓@北千住 *追記あり


「北千住」と言えば日光街道の始点として、旅人などで賑わった宿場町です。
今も下町風情溢れる飲食店が多く、私がお気に入りの街のひとつです。
そんな渋い宿場町・北千住にある【九龍酒樓】
「香港」とか「九龍」と名前の付いている飲食店は多いけど、結局は"香港風"なわけで、なかなか気に入って通うお店は少ないのですが、こちらのお店は食べログなどを見て「期待できそう」とチェックしていたお店でした
だって店名のところに「香港式叉焼」って書いてあるんだもん!大好きな『焼味』が味わえると期待しちゃう!
偶然にも香港仲間さんがこちらで食事会をされると聞き、お仲間に入れていただいて訪問してきました。今回は友人がお店にお願いして、お店のメニュー+香港の食材を持ち込んで特別に香港料理を作っていただきました
メニューにない商品もありますのでご了承くださいね(掲載に関してはシェフの了承を得ています)。

シェフは日本人ですが、広東料理の修業をされているので期待大!
こちらの焼味の釜は香港の合羽橋・上海街でオーダーして作ってもらったそうです。特別に見せていただきました。
日本で本格的な焼味が味わえるのは嬉しい!これはあとでいただきます。

◆例湯・本日のスープ(特別メニュー)
本日のスープ。豚スネ肉、丸鶏、冬瓜、龍眼、生姜、陳皮、貝柱、冬菇」あと、人参、棗、太地魚を使っているそうです。
ちょうど最近、香港が世界一長寿の国に選ばれましたが、香港を良く知らない方は「なぜ香港が?」と疑問に思っている方も多いようです。
香港人の友人が「それは絶対お母さんのスープだよ!」と言っていたのは本当に納得しました。
香港では各家庭でお母さんが家族の体調に合わせて、毎日スープを作ってくれます。
暑くても熱いスープを飲む・・・そういう日々の積み重ねが長寿国・香港につながっているんではないかと思います。
レストランでもスープを用意しているところは多いですが、日本人はなかなかオーダーしないですよね。こちらのスープはちょっと塩味が足りないな・・・と思う味ですが、素材の味が出ていて薄味でも美味しいです。
食事の前にまずスープで胃腸を温める。その後に冷たいビールを飲んでもお腹が冷えにくいです~。罪悪感が薄まる(笑)。

◆叉焼・チャーシュー(メニュー商品)
この照りがすごくいいです!柔らかいし甘さもちょうど良くて美味しかった。私、豚好きなので毎日食べたい~!すごい好き!大好き!
こちらの叉焼はメニューにありますので、是非食べてみてください!

◆炒青菜(メニュー商品)
葉物は「空心菜」でした。日本のスーパーで売っている空心菜よりも茎が太くてシャキシャキ!
香港の空心菜はもっと太いですよね。このシャキシャキが嬉しい!
最近は日本でも栽培されていますが、高知産や大分産などがオススメと参加者のグルメ通な方から聞きました。メモメモ。
空心菜は夏の野菜なのでそろそろ食べ収めです。

◆脆皮雞・クリスピーチキン(メニュー商品)
鶏を丸ごと一羽揚げた「脆皮雞」!残念ながら、鶏の頭は付いてませんのであしからず(笑)。日本ではなかなか頭付き鶏は出てこないですね~。
私たちが食べている間にシェフが仕上げに油を何度もかけてパリパリに仕上げてくださいました。
鶏の旨みがギュっと詰まってて美味しいです。

◆鹹魚蒸肉餅・ハムユーの蒸しハンバーグ(特別メニュー)
これ、もっと皆さん食べたほうがいいですよ。そして日本の広東料理店さんも是非是非出してください!
「鹹魚」を持ち込んで作っていただきましたが、白いご飯にのせて食べるのも美味しいし、鹹魚のしょっぱさでお酒も進むし!
「鹹魚」とはクサヤのような発酵させたちょっとクセのある魚。酒飲みにはたまらないです。
『鹹魚蒸肉餅』というメニューは香港では大好きな一品です!飲茶屋さんで置いているところもありますよ。

◆椒塩爆蝦・エビの塩コショウ揚げ(特別メニュー)
「爆」というのは高温でサッと揚げるという意味だそうです。
このエビ、頭も尻尾も全部食べられました!目をつぶって食べてると、西貢あたりにいる気分になれる(笑)。

◆鮮蝦雲呑麵・エビワンタンメン(特別メニュー)
お店に雲呑麵自体はありますが、香港産の生麵と「大地魚粉」を持ち込みました。
「大地魚」とはヒラメの乾物。香港の雲呑麵はこれで出汁をとっているんです。聞きなれない見慣れないものかも知れませんが、あなたの舌はこの味を絶対知っています(笑)。

◆鹹魚雞粒炒飯・ハムユーと鶏の炒飯(特別メニュー)
鹹魚を炒飯にも入れていただきました。鹹魚自体に塩気があるので、炒飯自体はさっぱり味!
鹹魚の炒飯なんて日本でなかなか食べられないですよね。もっと出して欲しいー!

今回のお食事会は中華料理に長けている方々ばかりで、皆さんとても詳しくて勉強になりました!
でも香港の料理は食べたことがない方もいらっしゃり、「鹹魚が美味しい」とか「雲呑麵が美味しい」と「香港、行ってみようかな?」なんて興味を示してくださって、すごく嬉しかった!
シェフやスタッフの方ともちょっとお話したのですが、最初は本格的な食材やメニューを揃えていても、日本人が求める中華料理とは異なることが多く、結局はコストのかかる食材などは取り扱わなくなってしまうお店も多いのだとか。
本場の美味しいものを求めるなら、高級店になっちゃうことも・・・。
そういわれてみると、最初は美味しかったけどだんだんメニューも味も普通になっていくお店って中華に限らずありますよね。

日本人は中華料理が大好きですが、でも「中華料理」とひとくくりにしている人が多い気がします。
中華料理は地方によって味も調理法も異なります。
北京料理、上海料理、四川料理、広東料理、台湾料理。これが皆さんがよくご存知の中華料理の種類です。
四川料理のお店に行って「北京ダックないの?(これは北京料理)」と言ったり、北京料理のお店に行って「麻婆豆腐ないの?(これは四川料理)」という人っていらっしゃいますよね(まさにうちの父がこんなタイプww)。
用意しているお店もありますが、でもやはりその地方の料理は専門店で食べるのが一番です。
北京ダックや水餃子は北京料理、麻婆豆腐、エビチリ、青椒肉絲は四川料理、小籠包は上海料理(台湾料理でもある)、など代表的な料理だけでもいいので地方を覚えるといいですよね。
 実は『広東料理』も非常に奥が深い。
広東料理の中にさらに種類があり、「順徳料理」「客家料理」「潮州料理」があります。
私はあと二つ、その中に「香港料理」「澳門料理」を加えたいですね(^^)

食べる側の私たちも中華料理をもっと知って、日本にも気軽な値段で味わえる本格的な広東料理店などもっと増えると嬉しいですよね。

【追記】
今回は特別メニューのご紹介ばかりで、お店のオリジナルメニューの紹介が少ないことにご指摘をいただきましたが、シェフに相談してそれも踏まえて掲載の許可をいただいております。
実は昨日、お店に再訪したのですがこれを機に「お客様の要望の料理を作る」ことは想定されているそうです。
もちろん、「持ち込めば、相談すれば何でも出来る」とは限りませんので、まずは事前にご相談してみてくださいね。可能なことは対応してくださると思います。
 
さて、本格的な『焼味』を求めて、北千住に行きませんか?

【九龍酒樓】
住所:東京都足立区千住4-20-1 1F
営業時間:12:00~15:00(L.O.14:00)、17:30~23:00(L.O.22:00)
電話番号:03-5813-7673
定休日:月曜

*注意*
今回は友人が食材を持ち込み、シェフと事前に相談してメニューと価格を決めて作っていただきました。
特別メニューなどをご希望される場合は、必ず事前にご相談してください。
突然、食材を持っていって「これで作って」ということはなさらぬよう、お願いします~。



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